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介護リーダーを辞めたい!打診があったけどやりたくない!どうしたらいいの!?

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こんなタイトルだと、いかにもやる気がない不誠実な介護士だと思われるかもしれませんね…。

もしもあなたがやりがいを持ってリーダーをしている、もしくはやりたいと思っているのならばどうかスルーしてください。

タイトルのように介護リーダーを辞めたい人や、上司から打診があったけど断りたい人に向けた記事になります。

この記事は以下のような内容になっています。

  • 介護リーダーに求められる能力
  • 多すぎる介護リーダー業務
  • 介護リーダーを断るには?

介護リーダーに求められる能力

介護業界に限った話で言えば、能力なんかなくても誰でもリーダーになれます。だいたい、介護業務経験5年以上で介護福祉士の資格を持っているのであれば打診されるでしょう。

その理由は、圧倒的な人材不足だからです。

新卒が来ない施設や、人材が育たず辞めていく職員が多い施設は、いわゆる「名ばかりリーダー」が多い印象です。

私の勤めていた職場では年功序列でリーダーを選定していました。中には、部下からのリーダーへの不満が大きすぎて、数か月で降ろされた人もいました。

では本来、介護リーダーにはどのような能力が求められるのでしょうか。

リーダーシップがある

介護職員をまとめる力や決断力、現場を良い方向へ導く力が必要です。現状の問題は何か、それをどう解決していくか、どうすれば皆が同じ方向を向いて業務を行えるかなど、利用者様だけでなく、そこで働く職員の環境作りもリーダーの重要な役割です。チームの力を最大限に発揮させるのがリーダーシップのとれる人です。

介護知識や技術がある

職員のお手本となるのがリーダーです。指導するという立場であるので、施設全体のケアの質を高められるように、自己研鑽は欠かせません。

指導力、コミュニケーション力がある

リーダーには人材育成のための指導力も必要です。あなたの職場にも「この人ならついていきたい」と思う人はいませんか?

そういう人が実は一番リーダーに向いています。小さなことに気が付き、現場の声をよく聞いるからこそ問題に立ち向かうことができます。決して自分一人だけの力で解決しようとせず、部下を信頼して巻き込むパワーがあります。

また、介護間だけでなく他部署の看護師や相談員、栄養士との連絡・連携も重要です。他部署とも良好な関係を保ち、業務を円滑に行うためにコミュニケーション力は必須です。

介護リーダーになるデメリット

介護リーダーはチームをまとめるというなくてはならない存在ですがデメリットが多すぎます。

上司と部下の間に挟まれ、「リーダーのくせに」と陰口を言われ、心を病んでしまったリーダーを私はたくさん見てきました。

リーダーは嫌われるものです。

最終決定はリーダーがしますよね。だから「リーダーが決めたんだから」となんでもかんでも都合が悪くなったらリーダーのせいにされるのです。それだけ責任が重く、上からも下からも不満を言われやすいです。

「嫌われたくない」「相手を傷つけないように注意しないと」という気持ちが強い人は、リーダーをやらない方がいいかもしれません。現場がなんでも許されてしまう緩い雰囲気になり、あなた自身もストレスできっと心を痛めます。

もう少し詳しく見ていきましょう。

仕事量が多い

日々の仕事でも手一杯なのに、リーダーには他にもこれだけたくさんの業務があります。施設によって、係や委員会で職員を割り振ることもありますが、結局「相談」と「最終確認」はリーダーに回ってきます。すべてのことに責任がのしかかり、気苦労が絶えません。

  • 職員の勤務表作成
  • 働きやすい職場環境作り
  • 職員の育成
  • 居室担当、係、委員会の割り振り
  • 他部署との連携
  • ご家族への連絡
  • 職員研修の企画・資料の作成
  • 介護サービスの見直し
  • ボランティアの受け入れ
  • 実習生の受け入れ
  • 施設内の物品管理

時間外労働が多い

日々の業務に追われ、リーダー業務に入れないことが往々にしてあります。

「勤務表を作る時間がない」→「家でやるか…」

「職員研修の資料を作らないと」→「サービス残業するか…」

ちゃんと時間を設けてくれる施設もありますが、「また働かないで座ってパソコンいじってる」と部下から陰で文句を言われることもあります。

やらなければならない仕事が多いのに、残業代を支払わない施設がほとんどです。

急な勤務変更への対応

職員の誰かが体調不良で早退や欠勤となったときに、勤務を組み直すのはリーダーの仕事です。職員数ギリギリで回している施設にとっては、この調整が非常に大変です。

夜勤明けだろうが休みだろうが、電話がかかってきたら、勤務変更の対応をしなければなりません。

どうしても他の職員の都合が合わないときは、リーダーが犠牲となり出勤することも多々あります。これでは休みでも気を抜けません。

手当が少ない

仕事量が多いわりに、「たったこれだけ?」というくらい手当が少ないです。3000円という最悪な施設もあれば、1~3万円という施設もあります。ちなみに私が勤めた会社は3000円のところと1万円のところがありました。

会議への出席が多い

フロア会議、リーダー会議、運営会議など、リーダーが参加しなければならない会議はたくさんあります。私の施設では、会議による超過勤務はどれだけ時間がかかろうとも1時間までしか出されませんでした。

休日なのに会議のために出社するなんてことも、しょっちゅうあります。

どうしても介護リーダーをやりたくない時、どうやって断る?

「やりたくない」という理由でリーダーを辞退できるでしょうか。

まずはあなたの会社の就業規則に目を通してください。昇進が拒否できるかできないかをちゃんと確認しましょう。

辞令は業務命令です。正当な理由がなければ、懲戒処分の対象となり得ます。

辞める辞める詐欺を使う

  • 自信がありません
  • 平社員のままがいいです
  • 面倒だからやりたくありません

これらは正当な理由ではないため通らないということです。

「持病があるので…」「どうしても家庭の事情で…」のような断る理由を作れない人は、ズバリ「リーダーになるくらいなら辞めます」というのが一番効きます。

人手不足で困っている施設であるなら、貴重な人材を手放すわけにはいきません。「そこまで言うなら…」と一端は引いてくれるかもしれません。私の職場でこの手を使った人が実際に2人います。「リーダーを引き受けたけれど責任が重すぎてもう嫌だ」という人、「自分はそんなのやったら鬱になる。リーダーやるくらいなら辞めます」と断固拒否した人。彼らはリーダーを降りても、断ってもまだその職場に居続けています。

ただし、あなたを必要ない人間だと会社が判断すれば、そのまま退職となってしまうリスクがあります。そこは覚悟が必要です。

その場しのぎになるだけですが、辞めると言ってリーダーを辞退できたらラッキーです。

転職する

「断れないじゃん!」

という声が飛んできそうですが、今一度よく考えてみてください。

あなたが仕事をしていて一番重要視していることは何ですか?

役職、やりがい、楽しさ、家庭、安定、給与…

リーダーを受けることでデメリットの方が大きいと感じるのならば、辞めて転職した方が楽になりますよ。介護業界は引く手あまたですので、あなたの理想の職場がきっと見つかります。

私自身も、責任の重さとサービス残業の多さ、人間関係に疲れて派遣社員へと転職しました。今ではその悩みから解放されて楽しく介護を続けられています。

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さいごに

介護リーダーについてまとめました。やりたくないという人が多い理由がわかりますね。

リーダーをやらずに済む方法は、残念ながら現状では無きに等しいです。

あなたにとってリーダーをやるデメリットが大きいのであれば転職することをおすすめします。介護は知識と技術とやる気さえあればどこでも働けるのが強みです。

あなたが楽しく介護を続けられることが一番です。

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