利用者様のために日々頑張っていらっしゃる介護士の皆さん、いつもお疲れ様です。
このページをご覧になったということは、
- 介護の仕事を辞めたい
- 他の施設に転職したい
- 上司にどうやって意思を伝えよう
と悩んでいるのですね?
この記事では、退職を決意しているけれど、どのように上司に伝えたら良いか分からない…。という方に向けて一つ一つ解説していきます。
退職したいという意思は本物ですか?
「はぁ?退職したいに決まってるだろ!」
という方も、もう一度よく考えてみてください。
例えば上司に退職の意思を伝えたとして、
人間関係に悩んでいるのなら、別の部署に異動させてあげるから!
リーダーはやらなくていい!外してあげるから!
給料アップするから!
もしもこのように引き留められたら、あなたはどうしますか?
「それなら退職しなくてもいいか」
と気持ちが揺らいでしまっていませんか?
どこも人手不足な介護業界、必ずと言っていいほど、このような引き留めはあります。
まずは「自分は本当に辞めたいのか」をよく考えてみてください。ここで気持ちが揺らいで、一端保留なんかにすると、「一度退職しようとした人」ということで、あなたの評価は下がり、信頼されない状況になってしまいます。それに、あなたを辞めさせないようにとった施策は一時的なもので、ずっと続くなんてことはありません。
こうなってしまうと、ますます辞めづらくなり後悔することになりますよ。
退職意思を伝える前によく考えてみてください。
前向きな退職理由を考えよう
先程の例は、会社や人間関係への不満や批判などのネガティブな退職理由を伝えた結果、このように引き留められてしまったのです。
- ○○さんが苦手だから
- リーダー業務がきついから
- 給料が低いから
このような理由だと、なんとしてもあなたを辞めさせまいと「それなら○○するから!」と相手は誘惑してきます。
退職理由はポジティブなものがおすすめです。
- やりたいことがある
- 挑戦したいことがある
私は2回転職を経験しています。その時に使った退職理由をご紹介します。
今度は特養で働いてみたいです。ここ(老健50床)よりも小規模な施設なら、より利用者様お一人お一人と深く関われると思います。介護士としてのスキルアップのために退職したいです。
介護以外にやりたいことがあります。資格も取得したので、一度介護から離れて挑戦したいと思っています。
2番目の退職理由は半分ウソです…。
やりたいことがあるのは本当、資格を取得したのも本当(まったく転職に関係ない趣味で取った)、でも介護は辞めません。介護の仕事は大好きなので別の仕事をしたいなんてウソです。
引き留められることなく相手を納得させて退職できればいいんですよ!
ただし、いろいろと突っ込まれることもあります。「辞めて何をしたいのか」「どんな資格を取ったのか」など。
別に答える必要はないですが、ウソをつくからには、それなりに設定を考えておいた方が良いです。
私の場合は以下のように伝えました。
今は元気だけれど、いつか体を壊して介護の仕事ができなくなってしまったら、私には他に働ける場所なんてありません。だから、まだ自分が元気なうちに、他の職種でも働けるように挑戦したいです。
退職意思の伝え方
必ずアポイントを取り、1対1で話せる時間を作ってもらい、遅くとも3か月前には伝えましょう。
退職の意思を伝える順番
退職の意思を伝える順番は直属の上司→施設長です。
お世話になった上司の面子を立てるためにも、まずは上司に報告しましょう。
上司に報告したのに、まったく話が進まない。ということもあります。…実際私がそうでした。
「先日ご相談した件はどうなりましたでしょうか」と何度か尋ねたのですが、「もうちょっと待って、今人手が足りなくて…」と2週間ほど逃げるように避けられてしまいました。
そうなったら「お話が進まないようなので、施設長へ直接ご報告いたしますがよろしいでしょうか」と切り出しましょう。
大抵折れてくれるはずです。
相談ではなく報告という形で伝える
「退職しようと考えているのですが…」と切り出してしまうと、やはりあれやこれやと誘惑してきます。
「〇月〇日までに退職させてください」とはっきりと伝えましょう。大体はこれだけで「この人は何を言っても決意は変わらないだろう」と納得してくれます。
会社の不満は言わないで感謝の気持ちを伝える
おそらく、会社の不満、人間関係、給与面についていろいろ言いたいことはあると思います。しかし、不満や愚痴は「じゃあ○○するから」というように、引き留めを助長するだけです。
ここでは、お世話になった会社への感謝を伝えましょう。
退職願ではなく退職届を用意する
退職願と退職届の違いを確認しましょう。
会社を退職したいと上司にお願いするための書類
退職が認められ、退職日が確定した後に提出する書類
退職願は、交渉がうまくいかない場合に提出することが多いです。介護職の場合は、あってもなくても引き留めは必ずあるので必要ないでしょう。
退職届は記録や証拠として残る大切な物なので必ず提出します。
提出するタイミングは、施設長へ退職意思を伝え、認められた後です。
私は退職を決意し、上司に報告する前から退職届を書き、ずっとカバンに入れていつでも提出できるように準備していました。やはり退職届を書くと「もう後に引けない」と決意が固まります。
まとめ
今回は、今の介護施設を退職したいけど、どのように意思を伝えたら良いかについて解説しました。
- 本当に退職したいのかよく考える
- 退職理由はポジティブなものを考える
- 相談ではなく報告という形をとる
- 報告は上司→施設長の順番
- 感謝の気持ちを伝え、不満や愚痴は絶対に言わない
- 退職届は必ず提出する
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